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ファーストシューズ。 [つれづれ]

このところ一般の方の「お宅訪問」なライター仕事してました。
こだわりの一戸建てに住むご家族を訪ね、話を聞く。
同世代以下の比較的若いご夫婦で、たいがい、お子さんがいる。
生まれたてのうぶうぶちゃんから、もうじき就職までさまざま。
見事に七五三な三人兄弟の家族もあって、んまあ、そりゃにぎやか!

チビちゃんたちのいる家では、話を聞くのが大変です・苦笑。
こどもってどうしてああもじっとしていないんでしょう・笑。
「ダメよ」「こらっ」とママやパパに注意されてもヘイチャラ。
全身で全力に生きてる感じ。
ひざに座られたり、手を握られたり、取材ついでに子どもに触る。

くんくん。

子どもって子どもの匂いがするー。大人とは絶対的に違うー。
新鮮な、劣化してない、はち切れんばかりの細胞の匂いだ、これ。

わたしは残念ながら子の持てない人生でした。
なので、本当に残念ながら、こどもの接し方がいまひとつわからない。
姉に息子がふたりいるので多少は触れ合うことが出来たけど、
所詮は遠くに住む都合のいいオバちゃん。
こっちの都合のいいときに、あっちの都合のいいように接する。
それでも、どうしてこうも愛しいんだろうってくらい大好きになった。
いまではふたりともすっかり社会人。
次に会うのはどちらかの結婚式なのかしらん? ・・・マジで!?

子の持てない人生になるなってことを受け入れるのは大変だった。
内心ですごく抵抗したし、自分じゃないヨソの人の話だと思おうとした。
でも、現実は、現実。受け入れるしかない。そんなとき、

「まあ、世の中には子どもがようけおるんじゃけ。ええんよね」と。

(ようけ=呉弁で“たくさん”の意味)
母の言葉で、「しょーがないかー」と、ちょっと認めることが出来た、と思う。
もはや母は自分がそんなことを言ったことも忘れているようだけど・苦笑。

子を産んだり育てたりはできなかったけど、“物語”を生んだり育てたりはできる。
やったことがないお互いでも、相手の立場を想像することはできる。
そうなれる心を自分に育てる。
同じ風景に、立つ。

……なんだか今日はちょっとセンチメンタルだねぇ。
まあ、こんな日もあります・笑。

1488692912447.jpg
子どもが生まれたら履かせようと大事にしてきたファーストシューズ。
“人間の子”には履かせられなくなったけど、“物語の子”には履かせられる。
ココロを尽くして書く物語の子に履かせられるようがんばろうっと。


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